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 予算会計を学ぶ

2018年12月19日

「クリスマス 作った曲は 生きている? 」

 

もう早いもので、クリスマスになる。

家内と結婚して28年になる。

出会った年の最初のクリスマスは思い出深い。

当時監査法人にいた。帰りにヤマハの音楽スクールでピアノを習っていた。

「クリスマスプレゼントは何にするか?」 悩んでいた。

銀座のフランス料理店に予約をしていたが、プレゼントは決まっていなかった。

世界に一つしかないものがイイと思っていた。

そうか、曲をプレゼントしようと思った。

一夜漬けで曲を作った。

題名は「Merry Christmas For You」

冷たい風が流れて 透明な夜が近づく

二人の白い吐息が高く昇ってゆく空へと

Merry,Merry Christmas For You
Merry,Merry Christmas For You
Merry,Merry Christmas For You

OH!Baby!

愛すあなたのために あなたのために

・・・略・・・

カセットテープに録音をした。

日本橋の高島屋で中国の骨董市があって直感的に、シックな木製の小物入れを買った。

クリスマスイブの前日、彼女から電話がかかってきた。電話の向こうで泣いている。

「どうしたの」と聞くと、愛犬が亡くなったという。

「明日は食事に行けない」という。

「俺は犬より下なのか」とふと思ったが、「仕方ないね。」と答えた。

キャンセルがきかないので、翌日キャンセル料を払った。

プレゼントと作曲したカセットテープを義母に渡した。

1週間後、愛犬の葬儀も終わり、彼女と会った。

「カセット聴いてくれた?どう?」

「聴いたけど・・・」(ドン引き)

「プレゼントはどう」

「・・・昔の中国の家具でしょ。誰が使ったかわからないし、なんか気持ち悪い・・・」

こんなに趣味が合わないし、かみ合わない二人は珍しい。

出会った最初のデートで、彼女はこう言う。

「父親からいつも反対されるので、付き合う前にうちの父親に会ってもらいたい」

大塚で彼女の両親と会食することになった。

義父は大学教授だった。

紹興酒を一緒に飲むにつれて次第に意気投合するようになった。

突然、義父がこう言う。

「今度は児玉君の両親に挨拶しなきゃ行けない。」

「えっ」と思ったが、「わかりました」と答えた。そこからあっという間に結納、そして結婚式になった。

彼女と相思相愛になる前に、義父と相思相愛になって結婚生活がスタートした。

あれから28年が経つ。

義父は近くの施設に入り、家内が頻繁に見舞いに出かけている。

冬になると、時々、ギターを弾いて例のクリスマスの曲を歌う。

今は「結構気に入っている」ようだ。

「男と女は実に面白いな~」と思う。




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