導入事例

入力した予算値が仕訳化・元帳管理され、C/Fや資金計画まで整合性のとれた予算が作成される機能が標準搭載されていた。

Excel管理では限界がありましたが、予算作成・管理の考え方はこれまでの方針を継続したかったので、自社の業務に合わせた設定や変更の柔軟性を保持している点をポイントとしました。

期首予算や修正予算と実績データを自由に組み合わせて、P/LやC/Fのシミュレーションが容易であり、瞬時にアウトプットされる点を評価しました。

Excel業務時のデータ抽出・貼り付け作業やチェックが無くなったため、月次の資料作成の工数が大幅に削減されました。
特に見通し(実績＋見込値)の作成には収集・集計等に従前は2.5日ほどかかっていましたが、その作業がほぼ無くなり、また配賦の処理も自動化することで現在では数分で処理が完了しています。

システム面だけではなく、予算システム導入のプロジェクトを通して業務の整理を行う事により、予算の作成や提出期限を早めるといった業務改善も行えました。

期首の予算作成期間中に各入力部門からの問い合わせ対応やトラブル対応に時間が取られておりましたが、現在では問い合わせがほとんど来ない状況に改善されました。

• 保険販売業特有の売上や原価の計算が設定可能
• KPI等を織り込んだ計算をシステム内で設定できる点
• Excelでは難しい自動配賦等の機能が充実していた点

自動仕訳の機能により、予算P/Lと予算B/S、さらに予算C/Fまでが連動しておりブラックボックス化しがちな作業領域を改善できる。

部門別予算データや月次実績データをシステムにファイル取込すれば、全社統合予算や予実比較帳票をB/S・P/L・C/Fまで瞬時にレポートされる。

システム導入前の月次予算業務では、会計システムから約80部門のデータをダウンロードしてExcelに貼り付ける等、約300の工程が必要でした。システム化されたことでその工程が1回で完了し、工数面でも2営業日要していた作業が1時間で完了するようになりました。

予算管理をシステム化したことで以下の点を評価され、スムーズに審査を乗り切ることができました。

1. システムでのバージョン管理等データの堅牢度の向上
2. Excelによる計算間違い等人的ミスの排除
3. 複数人でのデータ共有、属人化の解消
4. 効率向上による月次業務の迅速化

予算のシステム化という馴染みのないプロジェクトなので当初は不安もありましたが、弊社の実情を丁寧にヒアリングしていただき、導入担当者の豊富な知見を基にしたアドバイスも受けられたので、実運用を想定した設定を組むことができ、納品時からスムーズに稼働することができました。